本郷三丁目の交差点


本郷といえば、東大を中心にする歴史と文化をいまに伝える町としても知られています。
本郷三丁目界隈も、一歩裏通りに入れば、江戸や明治の面影が色濃く残っており、現在でも過ぎし時代のなごりを求めて訪れる人たちが絶えません。
三原堂


三原堂では、そんな歴史と伝統を伝える味づくりのために、現在でも熟練した職人の手で和菓子づくりを行っているそうです。その小枠で興味深い味わいは、本郷三丁目の近所の皆さんに定評があります。
また、第一回和菓子愉しむ展(96年東武デパート)お客様が選ぶ21世紀の和菓子コンテストに於て、当店の工場長・秋山久之が第一位を受賞された実績もあります。
その三原堂では、東大のある街、本郷にふさわしいお菓子『東大最中』が有名です。
上質の大納言を使い、たっぷりと時間をかけて煮込み、形といい風味といい、とても素朴な持ち味です。是非、皆さんもご賞味下さい。
かねやす

兼康祐悦という口中医師(歯科医)が、乳香散という歯磨粉を売り出したら、大変評判になり、客が多数集まり祭りのように賑やかになりました。
享保15年大火があり、防災上から町奉行(大岡越前守)は三丁目から江戸城にかけての家は塗屋・土蔵造りを奨励し、屋根は茅葺きを禁じ瓦で葺くことを許したので、江戸の町並みは本郷まで瓦葺きが続き、それからの中仙(中山)道は板や茅葺きの家が続きました。
その境目の大きな土蔵のある「かねやす」は目立っていました。
『本郷も かねやす までは江戸のうち』と古川柳にも歌われた由縁でしょう。
芝神明前の兼康との間に元祖争いが起き、時の町奉行は、本郷は仮名で芝は漢字で、と粋な判決を行ったため、それ以来本郷は仮名で「かねやす」と書くようになりました。




 








旧岩崎邸 不忍




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