- 次回開催予定 -
 
平成29年11月1日(水)
講演者:前田 英次郎

隔週水曜日開催 「自由参加型勉強会」
"知"に関心を寄せる皆様のご参加をお待ちしております

隔週水曜日開催「自由参加型勉強会」
"知"に関心を寄せる皆様の

ご参加をお待ちしております

 

  

 

第413回 2017年10月18日

生成モデルを利用した
半教師あり機械学習

講演者 : 村山 善透
 
発表資料 :社外非公開
 
生成モデルを利用した半教師あり学習を行うことで、少数の教師データで教師あり学習と同等の性能を実現する。
 
教師あり学習は、入力データとそれに対応した正解の出力データ(教師データ)を元に学習を行うもので、高い識別性能を実現できる一方で大量の教師データを必要とする。そのため、教師データの入手・作成のコストが高く十分な量が揃わない場合、期待した性能を得られないという問題が生じる。

半教師あり学習は、入手が容易な教師なしデータと少量の教師ありデータから学習を行うもので、この問題を解決できる。

半教師あり学習に応用可能な深層学習アルゴリズムの例としてGenerative Adversarial Networks(GAN)を取り上げ、仕組みの解明と手書き文字認識の公開データベースを使用した実験を通してその有効性を確認する。
 

 

第412回 2017年10月4日

AIを解説する

講演者 : 大野 q郎
 
発表資料 : PDF形式でみる
 
専門用語を、飲み仲間や子どもに分かりやすく解説してみせるのは至難です。「ソフトウエア」や「プログラミング」のような専門分野でもまったく事情は変わらない。専門分野のプロというだけでもダメですし、子ども向けのコトバのプロというだけでもダメで、両方達者でないとうまくいかないらしい。
 
ぶっちゃけた話、「ソフトウエア」や「システム」に関連する NHKの放送大学番組や全国紙の解説や説明を覗いてみると、民度の高い日本人が、堪えに堪えて、これらに聴取料や購読料を払っている理不尽さに呆れてしまいます。どうしてこんな無様なことになってしまったのか、「NHK の本性は何だ?」と AI に訊いてみたいところです。
「ソフトウエア」や「プログラム」の半世紀前の出藍期には、こんな惨状はありませんでした。これぞという工学者や物理学者あるいは数学者が、ソフトウエアやプログラミング言語のテキストを なぜか NHK や全国紙に発表し、やる気のある若者がまっとうに研鑽していたのでした。先生方のお名前を挙げますと、朝永振一郎、森口繁一、後藤英一さんなどで、同じ町内会生れであったり、近くの酒処でご一 緒した方々ばかりです。皆さんのソフトウェアテキストは今でも世界に燦たる出来栄えです。
さて、今の NHK もどきとは一味違う AI の素人向けテキストを、無謀にもこさえてみようというのが本稿の趣旨です。始めは不出来でも、目利きに揉まれれば、そのうちまっとうなものになるかもしれないという一縷の望みがあるからです。なぜ AI という課題かと言えば、ヒトの限界を一番はっきりさせますし、飲み仲間のこれからの生業に一番關係しそうだからです。
まず、最近のAI 関連の著作から、これぞという次の 3 作品を紹介します。一番目は、ここ20年 AI 囲碁にもっとも造詣の深い囲碁専門棋士、王銘?九段の作品です。二番目は、将棋名人を始めて倒したプログラムを作った将棋プログラム作家山本一成さんの作品です。一番目と二番目は、今回(第1回)紹介分です。三番目は、次回(第2回)になりますが、この AI 囲碁ブームを巻き起こしたアルファ碁の「ネイチャー」誌のオリジナル論文です。ちょっと先走りますが、そのあらましや鍵語を、以下 3 枚の「註」で、一部だけご紹介しておきます。
今回はオハナシで、来春予定の次回は、 NHK もどきではないプログラミングの若手向きのハナシを狙います。最初から言い訳はしたくないのですが、本稿は囲碁と将棋がある程度わかる人を対象にしてしまいました。因みに、やつ枯れは、将棋は素人 3 段、囲碁は素人 6〜7 段 位です。 
 

 

第411回 2017年9月20日

平安京の変遷

講演者:鈴木 勝
 
発表資料 : PDF形式でみる
 
京都に関心がある人は多いと思います。私は小・中・高の修学旅行はすべて京都・奈良に行きましたし、昨年の夏には久しぶりに京都・奈良に旅行しましたので、大変親しみを感じています。京都は平安京が基になっていますが、両者の間には次のような違いが見られます。
・現在の京都御所は平安京の内裏とはかなり離れている。
・京都の市街地は平安京の中心軸よりも東側に寄っている。
・現在の五条通は平安京の五条大路よりもかなり南に寄っている。
たまたま新聞で紹介された桃崎有一郎著「平安京はいらなかった」を読んで、これらの違いの説明を含めた平安京の変遷が分かりましたので、紹介させていただきます。
《内 容》
・古代のミヤコと中国の都城
・平安京の規格
・日本の身分制度
・平安京を守る朝廷、破壊する住人
・実用性なき朱雀大路
・未完成の平安京
・衰退する右京
・成長する左京
・土地があり余る平安京
・平安京を埋められない人口
・縮小する政務、引きこもる天皇
・摂関政治と平安京の再利用
・持て余す大内裏、快適な里内裏
・院政が捨てた大内裏
・大内裏を諦めなかった男・信西
・内裏の適正サイズと大内裏の中世的“有効活用”
《参考文献》
@「平安京はいらなかった」
   桃崎有一郎、吉川弘文館、2016/12
A「恒久の都 平安京」
   西山良平・鈴木久男【編】、吉川弘文館、2010/10
B「平安京オーバレイマップ」
   立命館大学アート・リサーチセンター、2015/11
  URL> http://www.arc.ritsumei.ac.jp
           /archive01/theater/html/heian
  ⇒リンク
  ※図表は@から引用